昨日の記事。
kirishimaloda6915.hatenablog.com
ナチスに抵抗するストラテジーゲーム『Through the Darkest of Times』(Nintendo Switch他。THQ Nordic Japan)はクリア出来そう…、と書いたが、これを書いた後にやっとの思いで最終章・チャプター4をクリアした! やはりヒトラーが死ぬ時まで生き残れればクリアしたことになる。
このゲームを買ったのが去年の一月なので、一年かけてクリアしたってことに…。と言ってもプレイしていない期間の方が長かったのだが。詳しいプレイ記録やレビューは別のブログで書きたいと思う。いやあ…、シナリオは『タクティクスオウガ』(スーパーファミコン。クエスト)以上にハードだったが(何しろファンタジー世界では無く過去のドイツだし…)、面白かったよ! ただ、万人にはお薦め出来ないのが悩ましいところ。ナチス美化ゲームでは無いが、ナチス親衛隊やハーケンクロイツが出てくるから(ハーケンクロイツは設定で隠すことが出来る)、ヒトラーやナチスを非常に嫌悪する向きには薦められないし、惨くて怖ろしいイベントも結構出てくるしなぁ…。しかしこのゲーム、一応「ナチスに抵抗するため」とはいえ、「病院から薬を盗む」、「捕まった仲間の脱獄を手伝う」などの脱法行為も出来てしまうところがすごいな…。当時はユダヤ人をかくまうことさえ違法だった。
『Through the Darkest of Times』のチャプター4(1944年~1945年)で見られるニュースで「日本が神風攻撃を開始」といったものがあり、これを見るとやっぱり『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)の世界とも繋がっているように思えてくる。特攻隊による神風攻撃もまた「天皇のため」とされたことだから、特攻隊員の死の責任は天皇を守護する組織「超國家機関ヤタガラス」(以下ヤタガラス)と配下のライドウにもある。ただ『超力兵団(Soulless Army)』のラストダンジョン(このゲーム上の未来を垣間見れる)においては神風攻撃が出てくることは無い。まあ、『超力兵団(Soulless Army)』は天皇美化ゲーム、大日本帝国美化ゲームという側面もあるから、もし神風攻撃が出てきたらそれも美化されてしまうかも知れない…。「天皇のために死んだ特攻隊員は英霊だ」と。
そしてライドウは、ヤタガラスの目線では「日本と天皇を護る英雄」であるとしても、『Through the Darkest of Times』のナチス抵抗レジスタンスたちから見れば最大の敵なのだろう。ナチスと大日本帝国は同盟国だったのだから。