Game*Sparkより。
『昭和米国物語(Showa American Story)』(NEKCOM Games)という中国産ゲームのことだが…。いわゆるゾンビゲームか…。舞台は架空のアメリカで、なぜか「日本の文化的植民地になった」という設定からして「狙いすましている」(「日本文化大好き」な「バカゲーマー」へのアピール)としか思えないが、プロモーションビデオを見てみると「これグロ描写ありのバカゲーじゃん」と確信した(笑)。というか「日本スゴイ」アピールゲーム? 何でかつて日本の植民地にされた中国の人がこんなの作るのか意味不明…。余程日本好きなのだろうけど。
しかも「昭和66年」(現実では平成3年)って架空の元号を使っているのかよ! 『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)の「大正20年」(史実では昭和6年)じゃあるまいに…。どうやって昭和天皇を延命させたんだ? 『超力兵団(Soulless Army)』の場合は天皇守護組織「超國家機関ヤタガラス」の力で大正天皇を延命させているのかも知れないけど…。昭和天皇を救うような話は無いよな? 中国の人にとっては昭和天皇は憎たらしい存在だろうから、さすがにそれは無いと信じたいが…。これはただのネタゲーであって、何かのプロパガンダとかじゃなければいいけど…。『超力兵団(Soulless Army)』は中国では出せないけど(大日本帝国と天皇崇拝を美化しているから)、昭和天皇を延命させたゲームは出せるの?
しかしフィクションとはいえ、大正天皇や昭和天皇を延命させるのは、反天皇制で「昭和天皇は戦犯」と考える人間からすれば不愉快極まりない。ヒトラーを延命させナチス時代を延長させるようなゲームは恐らく倫理的に認められないのに、天皇を延命させるのはなぜ許されるのか? 以前から取り上げているナチス抵抗ゲーム『Through the Darkest of Times』(Nintendo Switch他。THQ Nordic Japan)だって、ヒトラーを延命させたりはしていない。
ついでに言うと『Through the Darkest of Times』のNintendo Switch版はまた最初からやり直して、もう一度クリアすることが出来た。やはりこのゲームと『超力兵団(Soulless Army)』は「どこかきな臭さが漂う」という点では共通している(軍人も多く出てくるし)。そして今の日本の空気も『超力兵団(Soulless Army)』と『Through the Darkest of Times』の雰囲気とどこか似ているのが不気味ではある。
これも貼っておこう。AUTOMATONより。
ジャパニーズRPG『昭和米国物語』発表、日本語対応。 日本の植民地と化した“昭和アメリカ”で大陸横断 - AUTOMATON
- [ゲーム]
何これ日本スゴイゲーム(笑)? 中国が作ってるって? 何かのプロパガンダでなければ良いが…。『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』では大正20年になってるが、これは昭和66年って…。昭和天皇がどうやって延命?
2022/01/08 09:51
これも。ゲーム情報!ゲームのはなしより。
昭和66年、日本が強大な経済力を以てアメリカを経済および文化的植民地にした。『昭和米国物語』世紀末の“昭和アメリカ”が舞台のアクションRPG発表
- [ゲーム]
だいたい日本がアメリカを植民地に出来るわけが無かろう(笑)。『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』とも通じる。「もしも日本の科学力が高かったらアメリカに勝てたかも」という考え方に似ている。
2022/01/08 11:08
これも。電ファミニコゲーマーより。
日本に文化侵略された「昭和66年」のアメリカでゾンビと戦う中国産ゲーム『昭和米国物語』が正式発表。主題歌は大事MANブラザーズバンドの「それが大事」 | 電ファミニコゲーマー – ゲームの面白い記事読んでみない?
日本スゴイ的、歴史修正主義的な匂いがするのがちょっと嫌だなぁ。『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』とも通じるものがある。天皇が延命して架空の元号を使っているからね。
2022/01/08 11:11