『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2)についての意見で、旧『メガテン』に例えると「鳴海はカオス側の役割」といったものがあるが、私はそれは無いと思う。
そもそも超國家機関ヤタガラス(以下ヤタガラス)という体制側(旧『メガテン』で言えばロウ側)に協力している時点で「カオス寄り」とは言えない。本当にカオス寄りならばヤタガラスを滅ぼす側になっているはずだ。
それに、第拾話で鳴海がスクナヒコナに対し「昔のことは今の俺たちには関係無い」と言うのも、カオスというよりはむしろ体制側に都合のいいセリフだ。だって歴史修正(改竄)主義の右翼はたいてい「今の我々が韓国や中国に謝る必要は無い」って言うでしょ? そう考えれば「鳴海はカオス寄り」というのは当てはまらない。
ただし、私は「鳴海はヤタガラスに協力しているように見えて、実はヤタガラスが滅びることを願っている立場である」と思っている。しかしそれでも「カオス寄り」とまでは言えないと思う。本当にカオスであるならば、ヤタガラスに協力するフリすら見せず、対ヤタガラスの立場になるはずだから。
こちらも参照。