インサイドより。コメントも付けた。
25年ぶり続編『ソウルハッカーズ2』発売決定! ところでデビルサマナーってどんなゲーム? | インサイド
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『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』は、ヤタガラスの命令で軍の大元帥たる大正天皇と、侵略国家だった大日本帝国(の首都)を救う右翼ゲーム(笑)だよ!
2022/03/04 11:57
この記事の中で『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)と続編に出てくる「超國家機関ヤタガラス」(以下ヤタガラス)についても少し触れられてはいるが、やはりヤタガラスが天皇守護・天皇崇拝の右翼組織だとは書きたくないのだな(気付いていないだけなのだろうけど)? 『ソウルハッカーズ2』(PS4他)に出てくるヤタガラスとは無関係だと信じている…。未来の世界に天皇崇拝組織何か生き残れるはずも無いし(笑)。
それはさておき、私はライドウは好きだが『超力兵団(Soulless Army)』及び続編の復活に反対する立場だし、新作なども望まないのだが…。特に『超力兵団(Soulless Army)』にはセンシティブで危うい要素を多く含んでいることを理解しているのであれば、アトラスとしても騒ぎになるのを防ぐために復活は避けるだろう(それ以前に元々売れてないので…)、と信じているのだけど…。
『超力兵団(Soulless Army)』においてセンシティブで危うい要素とは、こういうこと。
- 侵略国家であった戦前の大日本帝国を舞台としていること(軍国主義を美化するゲームと思われかねない。特に実際にウクライナで戦争が起きている今では)。
- 天皇を守護するヤタガラスが最後まで味方であること(天皇崇拝を美化していると言われかねない)。
- 『古事記』が現実になっていること(つまり神武天皇が実在し、天皇が本当に神になってしまうので右翼にばかり喜ばれやすい)。
- 天津金木や「トホカミエミタメ」といった天皇家に結び付くものを主人公自身が用いること(これもまた天皇崇拝の美化と思われかねない)。
- ヤタガラスの命令で大正天皇(としか思えない海軍の重要人物)を救わなければならない話(第七話)があること(天皇の名の下に行われた戦争と植民地支配を美化していると捉えられかねないし、天皇のために命を投げ出すのは素晴らしいというメッセージにもなりかねない)。
- 大正ロマンものであること(韓国では大日本帝国美化として嫌われがち)。
- ロシア人のラスプーチンがモデルの人物が出てきたり、マトリョーシカがモデルの悪魔(魔トリョーシカ)が出てくること(ロシアが戦争を始めた今となってはバッシングの材料にされかねない)。
- 天皇にまつろわぬ神を倒して国体(天皇制国家)を救う話であること(反天皇制の者は死んでもいいというメッセージになりかねない)。
- 「ヒーローがさらわれたヒロインを救う」という時代錯誤な話であること(女性差別と言われる)。
- 暴力描写、児童ポルノ(笑)的な描写、流血描写、グロテスクなムービーがあること(良心的な人から批判されやすい)。
- 反社会的勢力が味方になること(反社嫌いからは批判される)。
- 「関東大震災が無かった」設定であること(「朝鮮人虐殺は無かった」という嘘を信じる歴史修正(改竄)主義のネトウヨにばかり受けてしまう)。
- 戦艦が出てくること(ミリオタには好かれるがミリタリー嫌いの一般人には嫌われやすい)。
…ロシア関係はつい最近のことだな。まさか『超力兵団(Soulless Army)』発売から16年後にロシアが戦争をするなんて、製作者は全く予想出来なかったであろう。しかもロシアの大統領は「プーチン」だし、プーチンを「ラスプーチン」(笑)と揶揄する人たちも居るので、もしこのゲームが今の作品だったら、ゲーム上のラスプーチンも思わぬとばっちりを食らうだろう…。