以前から『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)と『シャイニングフォース・神々の遺産』(セガ。メガドライブ。以下『神々の遺産』)との類似点を書いてきたけど…。
kirishimaloda6915.hatenablog.com
『超力兵団(Soulless Army)』の世界観(架空の戦前日本)で、「巨大ロボットに変形する戦艦」とか「宇宙へ行くロケット」が出てくるのは、はっきり言うと荒唐無稽過ぎる…。しかもそれらは基本的に「未来人の技術で作られたもの」なので、意外性にも欠けているため、そこまで「ぶっ飛んだ話」でも無い。さらにもうひとつ言うと、このゲームの世界観でそのような話を作るのは、「日本は実は昔からすごい国だったことにしたい」という、「日本スゴイ論者」の欲望のようなものが隠されているようにも見えてしまうのが難点だ。
だが、もしもファンタジーRPGである『神々の遺産』で「巨大ロボットに変形する戦艦」がラスボスであったり、ロケットで宇宙へ飛ぶような話があって、さらにそれらは「超文明を持っていた古代人の技術によって作られた」という設定だったらそんなに荒唐無稽では無く、むしろ「あり得そう」と思えるんだけどね…。
前も言ったけど『超力兵団(Soulless Army)』はバカゲーとも言われるが、私には陰惨さばかりが目立つグロテスクなゲームにしか見えない。むしろ『神々の遺産』の方が「話はシリアスなのに妙にバカっぽい面もある」ゲームである。例えば「ヨーグルト」という「戦闘には何の役にも立たないマスコット的なユニット」が仲間になるのは、明らかにバカっぽさを狙ってやっているのだろうと思うし(笑)。でもバカゲーと呼ばれることはほぼ無いのは、見事なバランスである。
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