悪魔ハンター桐嶋ローダVS八咫烏

PS2ソフト『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』と続編及び『葛葉ライドウ』シリーズの復活を阻止したいと思うメガテニストが書くブログ。ただしライドウは尊いと思っているよ?

『ライドウ対超力兵団』では「外国人の描写」が偏っていたり、「日本は日本人のものだ」という国粋主義的な思想も隠されていそうなのが問題だと思う…

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(※画像は筆者の『すみっコぐらし』や『リラックマ』ぬいぐるみコレクションなど。イメージです)

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(PS2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)の三周目は何とか続けている…。やっと第伍話まで来た。それにしても第四話は改めて見るとやはり『シャイニングフォース・神々の遺産』(セガ。メガドライブ。以下『神々の遺産』)の第二章の後半に似ている! これはもう完全にパクリ(笑)とも思えるのだが…。

前も書いたけど改めて簡易に説明すると、『超力兵団(Soulless Army)』の第四話は「港町の晴海町で、船に乗っていた水夫と荷物が消える」という怪事件を解決した後、第参話で出会ったダークサマナー・ラスプーチンを捜しに行くことになる。その過程で外國人墓地を掘り返して「エルフマン」なる外国人の骨を見つけてエルフマンの霊と交信したりして、最後は墓地の近くにある「天主教会」でラスプーチンとの戦いとなる。エルフマンはラスプーチンに殺害されており、そのラスプーチンがエルフマンに成りすましていたらしい…。

一方『神々の遺産』第二章の後半では、港町リンドリンドで行方不明になった子どもをサーカステントから救出し、子どもの祖父からお礼としてを貰い、東のルーンファウスト国に行こうとするが船は敵に焼かれてしまう。仕方なく「シェード教会」で案内人を雇い「バストーク地方」を抜けてルーンファウストへ向かう道を探ることになる。しかしそこの教会は墓地が掘り返されていたりして、非常に不気味である。礼拝堂に向かうと神父が現れるが正体は敵将・ダークソルであった。ダークソルが神父を殺害して成りすましていたのだった…。ダークソルが去った後、この教会で「グール」や「ゾンビ」、「スケルトン」たちと戦うことになる。

…ほら、すごく似てるじゃん! それに「エルフマン」って名前も、『神々の遺産』のエルフ族みたいなのも気になる。エルフマンの亡霊は「私は謎の男に殺された…、仇を取って欲しい…」といったことを言うのだが、これは『神々の遺産』でダークソルに殺害されたシェード教会の神父(裏設定では「カーン司祭」という)の無念の言葉のようにも聞こえる。また、天主教会の周辺で、『神々の遺産』のシェード教会で戦うモンスターと同じ名前の悪魔「グール」とよく遭遇するのも奇妙だ…。

こちらも参照。

kirishimaloda6915.hatenablog.com

それともう一つ言うと、『超力兵団(Soulless Army)』第四話の最後に鳴海が「…そういう予感がしてならないのだった」などと喋るのだが、これってセリフとしては何か違和感があると思わないか? セリフというかナレーションではないのか? ひょっとすると本来は『神々の遺産』のようにナレーションで終わらせたかったのでは…? シナリオの盛り上げ方については、章の終わりに次回予告風のナレーションが入る『神々の遺産』の方が上手いと思う。あと『超力兵団(Soulless Army)』は漢字の誤用が多いのも気になる。「後を絶たない」が「跡を絶たない」、人を「捜す」が「探す」になっている、など。このゲームのシナリオライターってちゃんと漢字を勉強しているのか…? と怪しくなる。

…今回の本題はそれでは無く、晴海町に居る外国人について気になることがあるので書いておく。外国人は大抵片言の言葉(カタカナ)で喋ったり、セリフの一部がカタカナになっているのだが、こういうステレオタイプな表現は古臭いので今では問題にされるんじゃないの?

また晴海町の海軍兵は「不法滞在の外国人が帝都に居る…、偽造した滞在許可証を使って…」というような話をする。不法滞在がダメなのは今も昔も変わらないのは分かるのだが、このゲームは全体的に「日本は日本人のものだ、日本人は単一民族だ(実際は単一民族では無いが)」とでも言いたげな、国粋主義的な臭いがするので(だって大正天皇を救ったり、天皇に逆らう神を倒して日本の首都を護る話だし…)、この「不法滞在の外国人の話」も、深読みすると「外国人は日本から出て行け」という排外思想が隠されているように思うのだが…。特に嫌韓・嫌中が蔓延り排外主義的なヘイトスピーチも飛び交う今のご時世だと、製作者の意図とは関係無くこれを外国人ヘイトに利用されかねない危険性もあると思う…。そういう意味でも、このゲームのリマスター等は自粛した方がいいと思う。それにロシアのイメージも悪くなった現在では、プーチンみたいな名前のラスプーチンや、マトリョーシカ(ゲームでは「魔トリョーシカ」)も出しにくいよね(笑)。ロシア文化全部ダメと言うつもりは無いが、ロシアがウクライナを侵略している今のご時世的には自粛した方がいいものもあると思う…。

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ameblo.jp

ちなみに今回使ったイメージ写真だが、四半世紀以上前に買ったシルバニアファミリーの「赤い屋根の大きなお家」(初代。現在は絶版)の二階部分を模様替えして「鳴海探偵社」っぽくレイアウトしてみたもの。よく見えないと思うが後ろにレトロなラジオ(ゲームに合わせるなら「ラジヲ」)と蓄音器が置いてある。一階部分は、表は応接間にしているが、裏面はキッチンにした。

一階部分の写真はこちらの記事に貼ってある。ちなみにこの記事の写真の奥に居る「ねこのきょうだい(トラ)」は一応「朝倉タヱ」のイメージなんだけど…。帽子は以前から持っているブローチを使用している。

kirishimaloda6915.hatenablog.com