『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(PS2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)の三周目は、五月八日にようやくクリアした…。プレイ開始が2020年7月なので、足掛け二年近くかかっていることに…(プレイ時間は30時間以上)。ただし、エンディングは面白くないので見ない。ラスボスを倒した後すぐにリセットし、四周目のデータは作らないことにした。その前に同時進行でやっていたWii版『シャイニングフォース・神々の遺産』(セガ。オリジナルはメガドライブ)もクリアしていたが(主人公名を「なるみ」としているもの)、『超力兵団(Soulless Army)』クリア後にむかし作った『神々の遺産』のデータで、主人公名が「ライドウ」になっているものをロードし(一度クリア済みで、クリア直前のデータが残っていた)、これをもう一度やってラスボスのダークドラゴンを倒し、『超力兵団(Soulless Army)』のエンディング代わりとした。
とにかく『超力兵団(Soulless Army)』のラスボス戦は単調でつまらないよ…。連戦中にムービーが挟まるのは鬱陶しいし(スタートボタンで飛ばせるが)、ゲームバランスも悪いし…。なぜこれでいいと思ったのかね? ちなみにロボット型のラスボスの「両腕を倒す」のは『シャイニングフォース外伝・ファイナルコンフリクト』(セガ。ゲームギア)のラスボス戦みたいだった。製作者は「カッコいいロボットと戦艦を魅せたい」ということで作ったのだろうが、プレイヤーの私としては「ただの製作者の自己満足」としか思えない。『神々の遺産』のダークドラゴン戦の方が余程迫力があってすごく面白い。そもそも巨大戦艦とロボットに人間と悪魔一体だけで立ち向かうなんて荒唐無稽過ぎて、どこが面白いのかさっぱり分からない。『神々の遺産』の後半戦で、光の軍勢たちが「古代の機械兵団」と戦っているのもある意味シュールだが、こちらの方が納得は行く。
今回の『超力兵団(Soulless Army)』のライドウは、私の中では「『神々の遺産』の軍師ダークソルの生まれ変わり」ということにしていて、それで本名は「ダーク・ソル」になっているのだが、私の中ではこういうラストだということにする(詳しくはいずれ書くプレイ記録で)。
ライドウことダーク・ソルは、アカラナ回廊の最深部で伽耶と再会するが、伽耶の正体はかつて「軍師ダークソル」を倒してダークドラゴンを封印した英雄(『神々の遺産』の主人公)の生まれ変わりだった。ダーク・ソルは伽耶と「超力超神ヤソマガツ」(以下ヤソマガツ)と戦い、勝利したのちヤソマガツを洗脳し(前世でケイオスや古代の機械兵たちを洗脳していたのと同じように)、自分のものにして去って行った。敗れた伽耶は死なず、ダーク・ソルをいつか再び倒すと誓い、いつまでもダーク・ソルを追い続ける。二人がアカラナ回廊から帝都に帰ってくることはついに無かった…。
ダーク・ソルの本当の目的は帝都守護では無く、「千年前に封印されたダークドラゴンの再度の復活」だった。彼はヤソマガツを利用して超國家機関ヤタガラスと葛葉一族を滅ぼした後、ライドウの名を捨て「悪魔召喚師ダーク・ソル」と名乗り、ダークドラゴン復活のためにいずこかへと旅立っていった。鳴海やタヱに別れを告げることも無く…。その後の彼と伽耶の消息を知る者は居ない…。
それにしても、このゲームのエンディングで「感動した」とか言う方がどうかしていると私は思うのよ。だって何度でも言うように、帝都を救って当面は目出度し目出度しとしても、この先の未来は戦争と大日本帝国の破滅しか無いのに(悪の大日本帝国は滅びた方がいいが)。そして日本に支配されているアジアの苦しみは、帝都を救ったライドウのせいで長引いてしまうのに。それについて少しでも考えたことがあるのか? むしろ大日本帝国をライドウが自ら破壊した方がいいとは考えられないのか? やはりこのゲームはシナリオのマズさとラスボス戦のつまらなさを再現しないためにも、リメイク・リマスター・復刻配信等には反対する。
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