何気なくWiiのバーチャルコンソール(現在は配信終了)版『シャイニングフォース2・古えの封印』(セガ。メガドライブ。以下『古えの封印』)をプレイしていたら、序盤のイベントで少し気になるシーンがあった。
それは、「ジュエル」と呼ばれる不思議な首飾りのようなものが主人公の首に巻き付いて取れなくなってしまい、仲間の「ジッポ」(ネズミ獣人。いわば「ネズミ男」)が「呪いにでもかかったのかな? あとで教会で解けばいいか」などと言っているシーンである(実際は呪いでは無く、教会でも浄化出来ないのだが)。
「呪い」と言われるとなぁ…、どうしても『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(PS2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)の第七話を思い出してしまい、何とも嫌な感じだ…。今回の『古えの封印』は、主人公の名前を「ライドウ」としているから余計に…。『古えの封印』自体は普通に面白いのだけど…(作風は前作の方が好きだが)。
『古えの封印』で言うところの「呪い」と、『超力兵団(Soulless Army)』で言うところの「呪い」はまるで異なる。前者は『ドラゴンクエスト』シリーズ(スクウェア・エニックス。以下『ドラクエ』)など他のファンタジーゲームでもよくあるが(「装備すると呪われる武器」など)、後者は「天皇に関わる呪い」である点がね…。
何度でも言うように『超力兵団(Soulless Army)』の第七話は「敵に呪われた大正天皇を救えと超國家機関ヤタガラスに命じられ、その呪いをライドウが引き受けさせられる」という話であるわけだが、この話はどうしても「天皇のために身を犠牲にすることを称賛しており、天皇制の持つ差別性の正当化や、天皇の名の下に行われた戦争と植民地支配の美化」としか思えない。そのあたりがファンタジーゲームである『古えの封印』や『ドラクエ』などで言うところの「呪い」とは違う。
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