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ニンテンドー3DSのバーチャルコンソール版『ロマンシング・サガ2』(オリジナルはスーパーファミコン。スクウェア・エニックス。以下『ロマサガ2』)にハマってる時に書いたものだが、後にクリアしたので今はNintendo Switchでリマスター版をプレイしている。
『ロマサガ2』は面白いのだけど、前にも書いたように「帝国が全土統一を目指す」という設定には一種の危うさを感じている。一歩間違うと「植民地支配や帝国主義を称賛する話」になってしまうから。実際「反帝国勢力を倒しに行く」話もあるからね。
それでも『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(PS2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)のように実在の国家を舞台にしているわけでは無いから、まだいいんだけどね…。もしも『ロマサガ2』がコーエーテクモのゲームだったら、実在の国家が舞台だったのでは…とも思う。オスマン帝国とか?
そして『ロマサガ2』の主人公は「皇帝」であり、「戦闘で全滅する」か、「皇帝の『ライフポイント(LP)』が無くなって死亡する」と次の皇帝に皇位継承されるシステムがある。要は「代替わり」システムなわけだ。『ロマサガ2』の世界では別に血統は関係無いらしい(初期のレオン、ジェラール以降は)。だけど、もしも「皇帝の血族の男しか継承出来ない」なんて設定だったら、大日本帝国と変わりがない…。
そして皇帝の仲間になる者たちは「皇帝のために命懸けで戦う」わけだが(仲間もまたLPが無くなると消滅してしまう)、これは『超力兵団(Soulless Army)』の第七話で「大正天皇と思しき人を救うためにライドウが命懸けで戦う」ことと実質的には同じなんだけどね…。そういう危うさはある。